研承成は今までの砥石製作のノウハウと多くの使用者の声を聞き、平成最後の集大成として製作した砥石です。国産高純度研磨剤を低温焼成した砥石で、今までの成シリーズより硬くなりより凹みに強い砥石になりました。(2022年4月より)

成#8000は包丁においては和包丁の裏押しと糸刃に、洋包丁には小刃と糸刃に使用することで鋼材を問わず鋭利な刃先を作っていただける砥石です。また鉋などの平面研磨には刃先を鋭利に研ぎこむ際や、天然砥石への移行前に使用する砥石としてもお勧めです。

サイズ：205×75×25㎜
製法：レジノイド製法
研磨剤：国産高純度研磨剤
粒度：＃8000
色合い：グレー
推奨面直し：研承ダイヤ中目(中砥～仕上げ)
推奨面直し：研承ダイヤ細目(仕上げ)

◆研承砥石について
研承シリーズは、『包丁研ぎの技法』の著者である研ぎ師の藤原将志さんと、天然砥石屋さんがタッグを組み、砥石の研究と現場の声を拾い上げながら1年以上の試行錯誤を経て生まれた人造砥石です。それぞれの荒さの砥石がすべき役割を考え、その役割を適切に行えることを主眼に置いて作られた砥石となります。

また研承のシリーズはそのまま荒い砥石から順番に使用することで良い切れ味が出せるように考えて製作しております。研ぎにこだわりがある方、精密な研ぎをしたい方、良い切れ味を出したい方、また天然砥石へスムーズに移行したい方にお勧めです。

※ご使用の際は水に浸けて吸水させてください。
※手作業での加工を行っているため、サイズに多少の差があります。
※焼成しているため、硬さに若干の差があります。
※水に浸けたままでも変質はありませんが、凍ると割れますのでご注意ください。
※凹みに強くなっている特性上、面直しをする砥石によっては表面が滑らかになるため研ぎ初めが滑るように感じることがあります。その際はダイヤモンド砥石で泥を出したまま研いでください。
※写真と砥石の色が若干異なる場合があります。